ちゅらもの~こだわりの沖縄ギフト通販 / ブログ記事

探してでも行きたい!宜野湾市の住宅街裏にある、野菜ワンダーランド


2016/04/08

ハッピーモア市場は、とてもファンの多い個性的なお店です。住宅街の多い宜野湾市内にありますが、小路に入り奥まった場所にあるため表通りからはまず知られることがありません。それなのに口伝てにどんどんファンが増えているのにはとってもステキな理由がありました。その想いをオーナーの多和田敬子さんに伺いました。

数百人以上の生産者さんとの絆


ハッピーモア市場のこだわり

ハッピーモア市場は、昔トマトの栽培ハウスだった場所を利用して作られた、野菜屋さんです。その野菜というのが、「子や孫にも食べさせる自家用の野菜だから」という無農薬・減農薬。お年寄りから小さな子供まで安心しておいしく食べられるものばかりが店頭に集まります。そして数百件以上いるというすべての生産者さんとハッピーモア市場のスタッフさんは細かいことでもコミュニケーションをとる仲だそう。
そもそも、なぜ生産者さんとこんなに濃いコミュニケーションができているかというと・・・ハッピーモア市場2008年の創業時に野菜を卸してくれる農家さんがなかなか見つからなかったのだそうです。大手の農家さんに声をかけても「売れ残ったら困る」「新参者は農家のことがわからないから」と断られたり避けられたり・・・そんなある日ある農家さんが「農家は心で動くもんだよ。1人1人電話して、心をこめて頼んでごらんなさい」とアドバイスがありました。このアドバイスを愚直なまでに実行して、それから野菜が少しずつ集まるようになりました。

大切な野菜だから、新鮮なうちにたくさん使いたい


もともと無農薬や減農薬というのは非常に手間がかかるものです。それだけに、「家族で食べる野菜」「自家用栽培」の少量生産者さんが多いのだそう。ただそれでも家族で食べるだけだと余ってしまったり、おすそ分けするにもいつも限られた知人の中では、相手も遠慮してしまったり。かといって農協へ卸すほどでもなく、困っている事情もありました。そこでそうした少ない量の野菜から扱うことで、小規模農家さんにも喜んでもらえることになりました。
こうしてお付き合いの始まった農家さんの話を聞いて新たに持ち込んでくれる生産者さんも増え始め、あるいは話の合間にでた農家さんをスタッフさんが訪ねていってお付き合いが始まったり。今ではお付き合いしている農家さんは数百件を超えるまでに!大勢の農家さんが集まったことで、野菜の確保についても安定しますし、いろいろ好循環も生まれているそうです。実は店内ではお店で扱う野菜を使った料理やドリンクを提供しています。メニューはどれも新鮮な野菜を、ふんだんに使用した特別なレシピばかり。これだけの野菜を使えるお料理って、ご家庭では難しいですし、飲食店でもコスト的に大変ですから、なかなかできることではありません。こだわりのお野菜だけを使っていながらこういう事ができるのも、農家さんと直接取引しているからこそ!

ズッキーニ

新鮮野菜を使った大人気のメニューたち


野菜たっぷりカレーと自家製酵素を使ったスムージー

メニューの主役は、野菜たっぷりのカレーと自家製酵素を使ったスムージー。カレーは野菜カレー、グリーンカレー、トマトカレーの3種類で、それぞれ野菜が30種類も使われています!食べれば野菜30種類のコクを実感すること請け合いの美味しさ。スムージーもタンカンやシークァーサーが大量入荷した時に、まとめて自家製酵素シロップにして保存しています。それにその日の朝採り葉野菜や香草、果物をこれまたたっぷり使ってスムージーにしているのです。もともとがトマト用のハウスだったお店ですから、店舗スペースの奥にはスムージーに使えるハーブなどを栽培する場所もあるんですよ。カレーもスムージーも、どちらも大人気メニューで、店内のイートインスペースだけでなく、テイクアウトでも夕方前には売切れてしまうほど。スムージーも何種類かあっていくつか飲んでみたのですが、野菜の味が濃いのに、すっと喉を通るほのかな酸味・苦味・甘み・・・飲んですぐカラダが反応するような感覚があって驚きました!また、大人向けの味と思ったのですが、実は子どもたちにもとても人気があるそうです。こんな健康的なドリンクなら、安心して子どもたちに飲ませることができますね!これだけ野菜をフル活用して、それでも一部の野菜が残ることがあれば、それは肥料や飼料となって農家さんへ還元しています。そして有精卵や有機農法の野菜となってお店に帰ってくるという循環ができあがっているのです。

自分用に作られた野菜なら一番安全ですよね


店内には見るからに活きの良い様々な野菜がならんでいますが、どれも価格はリーズナブル。手間のかかっている野菜なのに価格がお手頃にできるのは、元々が自家消費用の野菜だから。
農家さんは高齢の方も多いそうで、そのせいか余計にスタッフさんが電話するととても喜んで長話しになることも少なくないそうです。そこで「虫をみつけたら1つずつ手で取っているんだよ」とか「このEM肥料を工夫するのはこんな苦労があったんだよ」といった生産秘話?もたくさん話してくれるとのこと。
そうした情報もきちんとお客様にわかるように店内表記は工夫されています。値札にはそれぞれ色シールが貼ってあるんです。例えば金色のシールなら「自然の状態で育った薬効が高いもの」、赤いシールなら「農薬と化学肥料を使っていないもの」などなど・・・色によって無農薬や減農薬など、栽培方法がわかるようになっているのです。
この他にも、それぞれの野菜には生産者さんの一言や、スタッフさんからのオススメなど、手書きでぬくもりを感じるPOPが掲示されています。こうした気配りも、お客様がファンになる大きな理由の一つになっているのでしょう。
当初野菜がなかなか集まらなかったという話が信じられないほどの、よく使われるみなれた野菜から、いかにも南国沖縄の滋味たっぷりな珍しい野菜など、品揃えの多さも人気の一つになっています。お店の場所もちょっとわかりにくいし、商品が生鮮食品ですから観光でいらっしゃる方は少数派ではありますが、県外から観光でいらした方が見たら「これが長寿県沖縄本来の島やさいなのね!」とワクワクしてくるのではないでしょうか。

手書きでぬくもりを感じるPOP

こんなに身近に野菜の理想郷がありました


ハッピーモア市場外観

いつもステキな笑顔の若い店長大湾(おおわん)さんを始め、店内は女性スタッフだけで切り盛りされています。彼女たちが自ら農家さんとのコミュニケーションから、店内のイベント企画、POP類の作成など、機転を効かせてお店を活き活き輝かせているのを、店内のいたるところで感じることができます。
ハッピーモア市場は「農家さんの想いをお客様に届けたい」という心からの気持ちがいっぱいの、まさに野菜のワンダーランドでした。それがこんな身近な町の中にあったなんて、びっくりです!
本当にカラダに正しい食べ物をとお考えの方、子供たちに安心して食べさせられる食材を求めている方、是非いちど、探してでもハッピーモア市場へでかけてみてくださいね!